虹の彼方へ~幸せの再会~
受付から日比谷アナの個室内線にかけるが、出なかった為、アナウンサー室にかけた。

そこでたまたま内線を取ったのが海斗だった。

「アナウンサー室、桐島です」

受付嬢は、海斗が取った事に浮かれ気味に話し出す。

「受付の花田です。お疲れ様です」

「お疲れ様」

「受付に、日比谷アナの婚約者だと名乗られる方がお越しなのですが」

「はぁ??」素っ頓狂な声を出す海斗。

「日比谷アナの部屋に内線致しましたが、お出にならなくて」

「…。名前は名乗った?」

「名字ではなく、ただ日菜子様とお聞きしました」

嫌でも思い出す名前。

まだ諦めてなかったのか?もしかして結婚発表を見てやって来た??

とにかく社長に連絡するしかない。

「すまない。その女性に日比谷が席を外していて少し時間が掛かるので、そこで待っててもらえる様に言ってもらえるか?」

「はい」

花田の返事を聞いた海斗は動き出す。












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