虹の彼方へ~幸せの再会~
「すみません」

声を掛けられたおばあさんは驚く。
「はい?」

「この島に、奈々と呼ばれる女性がいると聞いて来たのですが」

おばあさんは警戒する。
今まで奈々を訪ねて来た人はいなかったのだ。
「どういった御用で?」

「失礼しました。私は日比谷蓮と申します。柊 奈々を何年も捜していました。奈々の子供の父親です!」

と断言した。

島の人達は、奈々から凛の父親の事は聞いたことがなかった。

ただこの若者の真剣な顔は、嘘を言っている様に見えない。

しかもよく見ると凛に似ている。

信じても大丈夫だろうと答える。

「ああ。暮らしているよ」

それを聞いて蓮は微笑んだ。その顔におばあさんも微笑む。







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