じれったい恋愛…~運命の人に気づくまで~
ある日、私は先輩に話があると呼び出し、誰もいない空き教室で2度目の告白をしようとしていた。
『先輩、すみません、呼び出したりして…』
『いや~、ビックリしたよ。
まさかのまた告白?(笑)』
『はい!そうです!』
『(笑)え?本当に?
懲りないね~、こんな奴のどこがいいの?
見る目がないんじゃない?』
『もう!そんなことないです!
この前、先輩に振られてから何度も諦めようとしました。でも、できませんでした。
だって先輩、優しいんだもん。
こんな、、諦められないです。
もっと好きになっちゃいました!』
『え?(笑)
そんな、俺、そんなに優しくなんかないよ!』
『え?優しいです。
だから、キッパリ諦められないんです。
諦めようと思っても先輩の優しさに更に先輩を好きになっちゃうんです!』
『そんな、優しくなんかないよ。
やめといた方がいいって!』
『もう、気持ちは止められないです。
どうしたらいいですか?
……わかってます。先輩には好きな人がいるって。
だから付き合ってほしいとか、無理は言いません。
でも、好きでいさせてください!』