じれったい恋愛…~運命の人に気づくまで~

翌日、重い気持ちで、本当は休んでしまいたかったけど、頑張って学校に行った。

眠れなかったから、今日は早く仕度した。
そしていつもより、だいぶ早く家を出て学校へ向かう。


こんなに早く来たのは久しぶり。
こんなに早くから、ちゃんと学校に来ている人はいるんだよね。


数人来ていたクラスメートに、何とか『おはよう』と言って自席に向かう。


机に伏して一人で落ち込んでいた。
自然と涙が溢れ、傷つけてしまった罪悪感にさいなまれていた。


隆君、学校に来れたかな。
きっと、落ち込んでるだろうな…。
ごめんね………。


もう、終わったこと。
でも、隆君を思うと申し訳なくて、振った私がそう思って涙を流す資格もないのに、泣いてしまうことも申し訳なかった。

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