じれったい恋愛…~運命の人に気づくまで~

*癒しの優しさに*


隆君を傷つけてしまった、罪悪感に苦しみながら送っていた日々。

隆君は最近、私を憎んでいるように思えた。
それは仕方ないこと。

あんなに好きになってくれて嬉しかったけど、その気持ちに応えられない事が申し訳なく、苦しかった。
だから憎まれたとしても、私を諦めて新たな恋を見つけ、幸せになってくれるなら、それでいい。


私も前を向いて頑張らないといけない。
そう思うのに、振り出しに戻ったように水谷先輩を思い出してしまう。


先輩も、今の私をみたらがっかりするだろうな。

私は悪い人間だ、そう、自分を蔑んだ。


先輩なら、あそこまでされたらどうしてたかな…。
私は、選択を間違ったんだ……。

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