じれったい恋愛…~運命の人に気づくまで~


すべての注文の品を一まとめにして、出来上がったことを伝えると、先生はゆっくりと立ち上がり取りに来てくれた。


『あの、少しですが、ポテト多めにしておきました』


『おぅ!そうか、ありがとな!
じゃあ、まぁ、頑張れよ!
また来るからな!』



そう言って先生は帰っていった。

後で聞くと先生は同じ市内に住んでいるらしい。

それもけっこう、私の家から近いみたい。
そりゃ、来るよね。バレずに卒業できる方が不思議だよ…。



その後、特にお叱りを受けることもなく、先生がバイトの事を学校に黙ってくれているのだとわかり、ホッとした。

< 77 / 317 >

この作品をシェア

pagetop