君はロックなんか聴かない
ジャカジャカを音を鳴らす。どうしてこんなに心地よいのだろう。弦の一本一本から振動が伝わる。説明しがたい幸福だ。まるで宇宙と一体化するような世界と繋がっているような感覚だ。奥深く幅広く愛されてる。それが音楽。

音楽はどうしてこんなに心地よいのだろう。

「ひめ!お風呂入らないの?」

「入る!」

思ったより時間が経っていたようだ。

私は風呂に入る。ここでも音楽を流して大声で歌うこれが私のストレス発散。とても気持ちが良い。歌の練習にはこれがいい。

私はSecretのボーカルのような歌ってギターも弾ける女性になりたい。

そのためにはもっと練習しないと。カラオケにも行きたいし、スタジオにも早く行きたい。

私は風呂から上がりパジャマに着替える。そのままベットに倒れ込む。電気も消してスマホのあかりだけが部屋に輝く。

私は寝る前に深く考える癖がある。

私の人生は上手くいくだろうか、これまでの選択は間違っていないだろうか、音楽の才能はあるのだろうか、今日も悩ましい。

友達は出来るだろうか、恋人は出来るだろうか幸せになれるだろうか、この先何が起こるのだろう悩ましい。

私は深い眠りについていた。



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