異世界もふもふ保育園へようこそ!


 「ローライトおじちゃん! 大変なの! 落ち人さんだよ」

 そんな子ども二人の声掛けに、お家の中からバタバタと足音がして五十代くらいの穏やかそうなおじさまが出てきた。

 「カロン、メロウ。お前たちまた草原の奥のほうまで遊びに行っていたね? さて、落ち人とはこのお嬢さんかい?」

 それに子どもたちはブンブン首を振って頷く。
 見た目は可愛い羊なのに、その首を振る様子に私は赤べこの置物を思い出すのだった。

 「はい。川瀬春奈と言います。 歩いてたら突然水たまりの中に落ちたように感じて目を閉じて、次に目を開いたらここのそばの草原に着いてました。落ち人ってなんなんでしょう?」

 ご挨拶と共に問いかけると、ローライトさんは頷きつつ答えた。
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