異世界もふもふ保育園へようこそ!

 そう、前の嵐の時に陛下に私もこの国の仲間だと認めてもらえた。
 だからこそ、今回の要請も引き受けようと思ったのだ。

 この国で暮らして行くのだから、自分で力になれる部分は頑張りたいと思ったからだ。
 あと、好奇心もある。
 王都はどんな感じなのか、どんな雰囲気なのかも見てみたいとも思ったのだ。

 だからこの要請をはじめから私が断る気はなかった。

 「ネコ科は大丈夫ですか?」

 そんなミケーレさんの問いかけに、私はニコニコと答える。

 「大好きですよ、可愛いですもん。でも、羊ちゃんたちよりは追いかけっこが大変そうかなとは思ってますけど」

 なんて答えると、ミケーレさんは声を立てて笑った。
 こんな笑い方、初めて見るので驚いているとミケーレさんは目じりの涙をぬぐいつつ言った。

 「えぇ、チーターとかの子だと相手も大変でしょう。でもハルナさんなら大丈夫じゃないですかね。落ち人効果もありますから」

 あぁ、落ち人は好かれるってあの恵まれたスキルというか神様からの特典ね。
 確かにそれはあるかもしれないな。

 そんな意外にも和やかな会話をしつつ、移動一日目は慣れない馬車移動で体は疲れていたらしい。

 馬族の村の宿でご飯とお風呂を済ませると、私は早々に眠ってしまったのだった。
 
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