虹の彼方へ~幸せな生活~
そこへ、

「パパ~ママ~」と声が。

ふたりが寝室へ行くと、ベッドの上で寝ぼけている凛。

「「凛、おはよう」」と声を掛けたら、パッと飛び起きベッドをおりて俺に飛びつく。

笑顔で受け止める。可愛くてしょうがない。

「凛、歯磨きと顔を洗いに行くぞ!」

「は~い」

抱っこのまま歩き出すと、クスッと奈々に笑われた。

「蓮、凛を甘やかし過ぎ。凛も、自分で歩けるでしょ」

「…」今までの分も甘やかしたいと思う俺。

「パパの抱っこがいいの!」と凛が言うのでそのまま洗面所に向かった。


リビングに行くと奈々が朝食の準備をしてくれていた。

その間に、
「凛、先に着替えをしよう」

「わかった」
と凛と着替えをする事にした。

一般的な5歳の子供の普通がわからないが、凛は何でも自分で器用に熟す方だと思う。

でも、俺は甘えてほしいし構いたい。

そして、色々な事を一緒にしたい。














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