【完】溺愛したいのは、キミだけ。
「ウソー、翠くんが?」


「ショック~。熱大丈夫かなぁ?」


翠くんがお休みだと聞いて、教室のみんなもざわつく。


私も一気に彼のことが心配でたまらなくなった。


どうしよう。あとで『大丈夫?』ってメッセージ送ってみようかな。


熱って、どのくらい出たんだろう。


さっきまではどんな顔して会えばいいかなとか考えてたくせに、いざ彼が教室にいないと思うと途端に寂しくなる。


その後、授業中もずっと翠くんの体調のことが気がかりで、あんまり集中して聞くことができなかった。



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