【完】溺愛したいのは、キミだけ。
「ちょ、そんなのあるわけないよっ! 一緒にゲームして寝るだけだもん」


「すごいよねぇ、美羽も。あんなイケメンと一緒に寝たりしてさぁ。なんで意識しないでいられるのかわかんない」


「いやいや、今さら意識なんてしないよっ。颯希とは幼稚園からの付き合いなのに」


「でも颯希くんってめちゃくちゃモテるんだよ~。もし颯希くんに彼女できたらどうすんの?」


するとメイが突然こんなふうに質問してきて。


「そ、それはもちろん、応援するよ」


答えた瞬間、わけもなく少しだけモヤッとした。


颯希に彼女……。


なんか全然想像できないけど、いつかそんな日も来るのかな。



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