【完】溺愛したいのは、キミだけ。
みんな自分の席から立って友達のところへ行き口々に相談し合ってる。


私もメイに相談してから決めようかなぁ。


調理は私が担当したら迷惑かけちゃうかもしれないからナシとしても、接客は人気ありそうだし、人と話すの好きだから、宣伝係でもいいかも。


なんて迷ってたら突然、クラスメイトの高倉(たかくら)くんに声をかけられた。


「美羽ちゃん、何やるか決めた?」


「うーん、それがどうしようか迷ってるんだよね」


「じゃあさ、俺と一緒に宣伝係やんない?」


「えっ?」


高倉くんと?


「一緒に看板持って回ろうよ。美羽ちゃんいたら絶対すげー客集まると思うよ」


「そうかなぁ?」



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