君とみたあの夏の流星群。
□□□

───翌日


1限目の開始のチャイムが鳴り響いて、少し遅れて担任の先生が教室に入ってくる。


『今日の1限目の授業は、文化祭について話し合いしたいと思う。
まずは、文化祭実行委員やりたい奴いないかー?』


ザワザワとしていた教室は、先生の一言によって、シーンと静まり返った。


たしか、文化祭実行委員って大変だって聞いたことある。


でも、やった分、達成感もあるし、きっと、文化祭の思い出作りになる。


今の私の症状は落ち着いているかもしれないけれど……
いつ、症状が悪化するか分からないし、来年の文化祭も来るのか分からない。


それなら……
精一杯、何かを頑張ってみたいかも…。


私は、恐る恐る手を挙げる。


「はい」

「はーい!俺やりまーす」


私が手を挙げたとほぼ、同時に、誰かの手も挙がった。


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