君とみたあの夏の流星群。

星祈のおじさんも同じ病気?


星祈が小さい頃におじさんが亡くなったことは俺も知ってる。


だけど、病気が遺伝するなんて、それじゃぁ、星祈は……


よからぬ予感が頭をよぎった。


「……っ、」


何で……


星祈は、俺になんも言ってくれないんだよ。


俺が頼りないから?


きっと、星祈はずっと病気のことで悩んでたはず。


それなのに、星祈が苦しんでるとも知らずに、俺は、自分の気持ちだけをぶつけて。

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