好色歯科医が初めて真剣な恋をしました

それでも 真美以外の女性を 誘う気にはなれずに。

週末だけじゃなく 仕事の後も

駿平は 真美を誘って 食事をした。


「先生って 毎日 こんな食事しているの?」

「んっ?1人だからね。部屋で食べても つまんないでしょう。」

「でも。外食ばかりだと 体に悪いよ。そのうち 痛風になっちゃうから。」

真美の言葉に 駿平は 声を上げて笑い。


「真美は 普段 自炊しているの?」

「うん。たいした物は 作らないけど。粗食だよ。」

「それじゃ 真美こそ 栄養失調になっちゃうんじゃない?」

「私は 大丈夫。時々 先生と 栄養補給してるから。」


得意気に 駿平を 見上げる真美に

駿平は 愛しさが 込み上げる。


「それは ずるいなぁ。真美ばっかり。たまには 俺にも 痛風予防の 粗食を 作ってもらわないと 不公平だね。」

言ってしまってから 駿平は 自分で驚いたけど。

真美は もっと驚いた顔で 駿平を 見上げた。


「先生。私の料理 食べたいの?」

キョトンとして 聞き返す真美に

駿平は 頷いてしまった。




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