幼女総長と不良たち

「逃げんなクソガキ共!!
別に捕って喰おうってわけじゃないんだから!!」


ふぅと綺麗なストレートヘアを前から掻き上げる彼女の名前は瞳子(とうこ)さん。アラフォー。(禁句事項)

私の叔母さんで仕事は警察官。

これでも警視長の役職に就いているが、その担当は主にヴァンパイアの犯罪だったりする。


「ってあれ?織果は??私の可愛い姪っ子は??!」


四竃に抱っこされている私は「あい」と手を挙げて答えた。


「は、はあああああ?!!!!!

あんたたち一体どんだけ血を吸ったの?!!
吸いすぎで縮みまくってんじゃない!!!!てかそのフリフリな恰好は何よ??!」


え?そうなの?

私が小さくなったのは吸いすぎのせいなの??!そんな物理的なもん?!


「吸いすぎって・・・瞳子さんがくれたトリセツ通り少なくとも僕は月に200mlまでに抑えてるつもりだけど?」


「え?トリセちゅ??」


宗平が意味深な発言をする。

トリセツって何?トリセツって・・・

確実に今私は宗平の顔を見て聞いたはずだけど宗平はなんとなく無視してる素振りだ。


「吸いすぎなのはこの金髪野郎よ瞳子様!!」


瞳子さんに頭を叩かれて嬉しそうな顔をする三潴が里桜を指差した。


「こら金髪!限度ってもんがあるでしょう限度ってもんが!!!!」


「はああ?!お、俺はあれだ!確かに一回飲むと止められなくなりそうだが、いつも途中で織果に殴られんだぞ?!!」


「じゃあお前かこの極道貧民!!略して極貧民!!」


瞳子さんが四竃の目をキッと睨んだ。


「いやあ俺はそもそも週3でバイト先のオバチャンの血を飲んでるからルカちゃんの血はそこまで飲んでないっすよ。

ルカちゃんの巨乳揉んでるくらいで」


三潴以外の3人が四竃を般若の形相で睨む。

三潴は「くそ羨ましい」と小さく呟いた。


それでも四竃は全く反省の色は見せず、頭を掻きながら私を見下ろす。


「いやあ~、なんかルカちゃんのおっぱいって熟女の温もりが感じられるんすよね~!!」


アハハーと笑うその目には鬼の形相で睨む私の姿が映っていた。



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