幼女総長と不良たち
「・・・・つまり、蘭には2つ付いてるんだよ。」
「2ちゅ?」
・・・右胸と、左胸?
「女にしかないものが上半身に、男にしかないものが下半身にあるってこと。」
「・・・・・」
ちょっと頭の中を整理してみた。
女にあるもの、男にあるもの。
上半身、下半身。
あ、ベランダからスズメの鳴き声が聞こえる。チュンチュン。
うん、つまり・・・・
蘭は女なの?男なの??
「つまりフタナリってやつ。」
私の真上から無遠慮なハスキーボイスが聞こえた。
「・・・・まあヴァンパイアだからね、普通とは違うとこもあるよね・・・。」
斗和がテーブルにお皿を置くと静かに蘭の頭をそっと撫でた。
その撫でている斗和の顔はやっぱり恋人を愛でるような優しい顔だ。
斗和の言う通り、ヴァンパイアは普通の人間とは違う部分があったりする。
身体能力が高いという点だけでなく、例えば髪の毛の色が違ったり目の色が違ったり。
でも蘭のような"両性具"のヴァンパイアがいるというのは初めて知った。
これって蘭にとって相当辛いことかもしれない。