幼女総長と不良たち


4校の総長として君臨することになった私は、

その見返りに色々なものを敵に回すことになった。



美形の4人を寝取ったと嫉妬に狂う女共、

私という女の力に嫉妬する男共、

そんな対私を目論(もくろ)むグループが結成され、4校の生徒を人質に私は一度捕まったことがある。



それが1年前の事件。




下着姿にされ、髪もめちゃくちゃに切られた。



でも私は総長。

年齢だって皆よりも年上。

別になんてことはない。



縄で縛られ身動きが取れない中、殴られるわ蹴られるわ、

全身に煙草の火を押し付けられた。


ほんと笑える。

そこまで私を(ねた)んでいたなんて。


嫉妬と妬みほど人を狂わすものはないと、その時ほど実感したことが未だかつてあっただろうか。


私はただひたすら彼らにガン垂れて、泣き言どころか叫び声一つ上げなかった。

さすが私。

自分で自分を誇りにさえ思った。


でもそれが彼らの加虐心(かぎゃくしん)に火を付けたらしい。


挙げ句の果てには口の中に吸殻と灰を流し込まれた。




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