俺の彼女は魔法使い
小鳥の口ずさむ声

少し眩しいくらいの太陽が、この部屋に明かりを届けている

鼻腔をくすぐるこの香りは、何だろう?


……味噌汁の香り、か?


そう言えば腹が減っている気がする

もうそろそろ起きなければいけないだろうか…


「おっきろー!!!」


そんな事を考えている俺の頭に突然激痛が走った

鼓膜が破れるのではと思うくらいの大きな声が、脳を振動させている



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