トップリーガーの恋~おまえの心にトライする~
知らない番号から掛かってきて、無言電話だとその番号を拒否する。

すると、また番号を変えて掛けてくる。

最初は、軽い悪戯だろうと思っていたが、あまりにも続くので嫌がらせだと疑うようになった。


その日も、夜勤の間にたまたま理桜と休憩していた。

そこへ、テーブルに置いているスマホが振るえ出す。

「澪さん、こんな時間に電話?湊斗さんですか?」

湊斗は、澪の夜勤を知っているので掛けて来ることはない。

「…。」様子の可笑しい澪。

「澪さん??」

「え~っと」珍しく歯切れが悪い。

「澪さん!」

「何かね。少し前から非通知で無言電話が続いたから、非通知拒否の設定をしたのね。」

「で?」

「そしたら、今度は知らない番号から掛かってくる様になって拒否したら、また違う番号から掛かってくるからイタチごっこね」
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