トップリーガーの恋~おまえの心にトライする~
コンコンとノックをして扉を開ける澪。

「失礼します」と入るとそこには、

湊斗と颯斗。

全く気にする事のない澪は、
「バイタルチェックします」とテキパキと作業をし、

「失礼しました」と出て行った。

呆気にとられるふたり。

颯斗も興味を示した様子に湊斗は、

「俺のだからな!」と言うのだった。

「…。ブハッ」と颯斗は吹き出す。

しかも、湊斗の物でも何でもない。まだ会話すらしていない。

「何か文句でも?」

「いいや?さっきの彼女の様子だとまだ何もないよな?しかも、湊斗のそんな姿初めてみたから、面白くて…。プッ」とまだ笑いが収まらない颯斗。

「煩い!俺自身が驚いてる。一目惚れなんて初めてだ」

< 17 / 154 >

この作品をシェア

pagetop