トップリーガーの恋~おまえの心にトライする~
忙しい日々
自主トレ期間は、少し時間に余裕があると思っていた湊斗。

ところが現実は…。


退院翌日に練習場にきた湊斗の様子を見て、大丈夫だと判断したチームが、湊斗への取材を受ける事にしたのだ。

ラグビーを更に活性化する為にと言われると湊斗も断れない。

「湊斗、病み上がりで申し訳ないが取材等は、積極的に受ける事にした」

とマネージャーにスケジュール表を見せられた。

午前中は、トレーニングができる様にとスケジュールは真っ白だが、昼から夜に掛けてはびっしりだ。

「スポーツ番組や雑誌の取材はわかりますが、他はいったい…」

そう、バラエティ番組や女性誌のモデル等々、ラグビーと全く関係のない仕事が大半を占めている。

「湊斗自身もチームも、そしてラグビー全体の知名度も上げるチャンスだから、頑張ってくれ」

「はぁ」決定事項の様だ。

「颯斗とセットで出ることも多いから頼んだぞ」

ちょっと、気が楽になる湊斗だった。



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