トップリーガーの恋~おまえの心にトライする~
「そんな本城さんが、彼氏も作らず隙も与えない理由って?」

「よく考えたら、今まで自分の相談ばかりで澪さんの事を全くない知らないことに気づいたんです。言いたくない事なら教えてもらえないかとダメ元で聞いてみたら、教えてくれました。ただ、私の口から詳しいことを福田さんや田口さんにお話するべきではないと思うので、お教え出来るのは澪さんの育った環境とお母様が原因だと言うことだけです。すみません」

「理桜ちゃんが謝ることじゃないよ」ここでも、簡単に人の事をペラペラ喋らない理桜に好感を持つ颯斗。

「山口さん、こちらこそ言い辛い事を聞いてすまないね」ここからは、湊斗が自分で何とかするしかない。

澪の話が終わると、後は颯斗と理桜が楽しそうに会話してるのを相槌を打ちながら見ている湊斗だった。

親友の恋が始まっている事は気づいている…。

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