トップリーガーの恋~おまえの心にトライする~
「入院手続きをしてもらいますので、看護師が来るまでこちらで少しお待ち下さい」と医師は去って行った。

「本城さん、本当にありがとうございます」と澪の手を握り何度もお礼を言う湊斗の祖母。

「意識が戻って良かったです。では、私はそろそろ失礼します」

「「ぜひ、お礼をさせて下さい」」とふたり。

「そんな。当たり前の事をしただけですので」と去ろうとする澪。

咄嗟に澪の手を取る湊斗。
澪はビックリして止まる。

「せめて連絡先だけでも教えて下さい」

このままじゃ帰れそうにない澪は、渋々連絡先を教えるのだった。




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