Déjàvu デジャヴ
「下駄、足痛くない?」
「うん、まだ大丈夫」
「手、繋ぐ?」
「え…」
「歩きにくそうだから…」
「うん…繋ぎたい」
上杉の手に掴まった
ドキ…ドキドキ…
「折原
ドキドキする…?」
「え…なんで?」
聞こえた!?
「前に折原、言ってたから…
…
手繋いだら
ドキドキするんじゃないか…って」
「うん…ドキドキするよ…
…
上杉は、まだわからない?
ドキドキする気持ちとか…」
先輩と付き合ってた時
上杉は
よくわからない…って言ってた
「…いや…わかるよ…
…
さっきからずっと…
折原が浴衣着せてくれてる時も
ずっと、ドキドキしてた…」
そんなこと言われると…
恥ずかしくなる
「折原、似合ってるよ…浴衣」
ドキ…ドキ…ドキ…
「上杉も似合ってるよ」
「だろ!」
ふたりで笑った
上杉
ありがとう
戻ってきてくれて
私の隣に