イジメ返し―新たな復讐―

止まぬ攻撃


眠れない。夕飯は食欲がわかず全く食べられなかった。

明日が来てしまうのが怖い。怖くて仕方がない。

学校に着いたら一体どんな仕打ちをされるんだろうか。

今日以上の暴力を振るわれたらどうしよう。

わたしをいじめているのはカスミちゃんと志穂ちゃん、それに佐知子たちグループ。

他のグループの子達はまだわたしがいじめられていると知らないかもしれない。

わたしは恐る恐るスマホ画面をタップして、佐知子のタイムラインを読んだ。

『佐知子:これ見た子、あいつのこと全員ブロックしてねー!』

手が震えた。あいつとは間違いなくわたしのことだ。

佐知子に賛同するようにいいねやコメントが複数ついている。

『ゆうか:あたし前からブロックしてんだけど』

『佐知子:さすが!』

『伊織:ブロック完了~!』

『アキナ:オッケー!』

わたしの考えは浅はかだったと気付いた。

ゆうかも伊織も佐知子とは違うグループのメンバーだ。

アキナに至っては少し前までみんなからハブられていた子。今も親しい友達はいないはずなのに、いつの間にか佐知子たちと繋がり、仲間のようになっている。

頭がついていかない。

わたしの気付かないところで目には見えない悪意が蔓延していることが恐ろしかった。
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