小説家の妻が溺愛している夫をネタにしてるのがバレまして…
ランクイン記念番外編


「敬語使うキャラって萌える…!♡」


などと小説を読みながら妻が言うので。


「………」


今日のプレイの内容が決まりました。










「郁人くん、今日の晩ご飯どうしよう?」


呑気に詩乃ちゃんは質問してくる。

台所に立ち、冷蔵庫を開けて食材から献立を考えている妻。


「んー…ピーマンたくさんある…。あっピーマンの肉詰め食べたい!」


『大好物が食べられる』というキラキラした表情で、今にも鼻歌を歌い出しそうな雰囲気だった。



そんな妻にとっては酷かもしれない。



「………詩乃ちゃん」

「ん?」



でも僕は、お構いなしに詩乃ちゃんの背後に周り、後ろから抱きしめた。



「どっ…どうしたの…?」



慌てた声音。僕の行動にしっかりドキドキしてくれてるのが堪らなく嬉しくなる。



「……食事よりも先に…奥さんを抱きたいのですが…よろしいですか?」



詩乃ちゃんが先ほど読んでいた小説の題名には『執事』という言葉が入っていた。


だから、『執事風』に。
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