わかりきったことだけを、
それにしても羽瀬くんは1年生のはずなのにどうして2年生の英語が分かるんだ。
私が頭の中でそんなことを考えている間にも、彼はシャープペンを走らせている。
「はい。これで類似の問題も解けるかと」
多分、3分も必要なかった。
「……え」
「どうせ口頭だけじゃ理解できないと思ったので 急ぎだけど解説も入れときました。不要なら消してください」
「いや、えっ、」
「用済みました?じゃあ はい、さよーなら」
「えっ、いやいや、うあ、でもそうか」