オフィスとは違う彼の裏の顔



「あの…えっと…」


言葉がすぐに出てこない



「すみません、この人、俺のなんで。諦めてくれますか?」


この声、金木くん



「南央さん、帰りますよ」


「えっ、ちょっ…」


「お代はここに置いておきます。失礼します」






手を握られ、いきなりすぎて頭が追いつかない状態で外に連れ出される。



無言のまま手を握り前を歩く。








「あの…金木くん」



「すみません。家に着くまでちょっと黙っててもらえます」


声のトーンで怒っていることがわかる



なぜかそれの言いなりに





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