何億もの星に想いをのせて。〜何度だってあなたを〜

私は入学式を済ませ、自分の指定された教室に行こうとした時。

声をかけられた。

「ねぇねぇ、あなた名前はっっ??」

好奇心旺盛の女の子だ...。

名前?あぁ、えっと

「私は有村 花です。」

春のことを考えていたから、私はそこまで元気がない。

あまり笑顔で笑うことも出来ないし。

「花ちゃん!よろしくねぇ~ってなんで泣いてるの??」

泣いてる?私が?

私は自分の頬を触って確かめてみる。

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