何億もの星に想いをのせて。〜何度だってあなたを〜

いざ春の元へ!


今は5時半。今日は色々準備しないといけないし少し早く起きた。

きららはまだ寝てるし起こさないようにそっーと、そっーと歩く。

私はカツラを被り、そして、カラコンをし、なおかつ厚いメガネをかける。

うわぁ、やばい。

変装なしでも不細工なのに変装したら余計に不細工だ。

見た目は陰キャに見える...。

まぁ、地味子とか言うやつだね。

寮を出る時にはマスクも。

鏡で見ると顔がほとんど隠れて見えない。

もうマスクをしたら誰だかわからない。

地味子と言うより遥かに超えてる"何か"。


春もこれで気づかないよね...。



「んん~ふぁぁ~。」

私が変装完了の数分後にきららは目を覚ました。

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