何億もの星に想いをのせて。〜何度だってあなたを〜

泣いてもいいんだよ


『・・・はな』

私はさっきまで春の歌を聴いていた。

でも突然、空に手を伸ばして"はな"と私の名前を呼んだ。


えっ.....。私の名前...?

私の名前を春は呼んでくれたの.....、、?


え、え、えぇ...?

ちょっと待って。

どうして泣いてるの?

何でいきなり・・・。

『なんで止まらないんだよっ。』

そう言って彼は涙をぬぐってもぬぐっても涙は溢れていくばかり。

本当にどうして泣いてるの?


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