何億もの星に想いをのせて。〜何度だってあなたを〜

でも記憶を戻した私なら分かる。

パパは私が春と付き合っていることを前々から知っていた。

でも、パパはずっと反対していた。

理由は簡単。

私が春に極道の娘だということを言っていないから。

どうせその男も怯えて逃げるだろう。

そう言って私をいつも心配していたのを今でも覚えている。

そしてもう1つ。

私が記憶を取り戻せば、花が傷つくから。

その言葉通り、私は春をとても愛していることをパパは知っていた。

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