何億もの星に想いをのせて。〜何度だってあなたを〜

「そうか。春しか愛せないか...。そうかっ。」

龍は自分にまた念を押すように2回も"そうかと言った。

「結論から言うと春がいる場所は知らない。」

あ、そうなんだ...。

知らないのかっ...。

そっか...。

春は誰にも場所を伝えないで出ていったように思える。

じゃあ、見かけた人じゃないとっ.....。

「でも、春から電話がきた。」と龍は短く答えた。

その時、私の胸は高鳴った。

龍には電話がきたんだっ‥。

それから龍は経緯を話し始めた。

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