17時、カフェオレ。



「俺クラスで仲良い女友達何人もいるけど、別に関係ないとか言われても『ふーん』って感じだし
そもそも家まで送ろうか?なんて発想にならないけど」

「それは俺と将人の違いなだけじゃん」

「でも好きな子だったら…
家につくまでに変な奴に絡まれたらどうしようって考えるけどね」


…え?


「もし未希ちゃんに、関係ないから首突っ込むなって言われたらすっげーショックだよ。
未希ちゃんには嫌われたくないし、俺が泣かせたらすっげー後悔する」

「え、将人あの子のこと本気になったの?」

「うっせ!俺のことはいいんだよ!」

「まぁ別になんでもいいけど
俺は紫那のことが好きだから」

「だから優奈ちゃんのことどうとも思ってないってのは浅はかだと思うね、俺は。

…理玖さ、少しは優奈ちゃんのことどう思ってんのか、向き合った方がいいと俺は思うね。
じゃなきゃ理玖、絶対に後悔する。
いなくなってから気づいた、なんて王道パターンにならないように」


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