17時、カフェオレ。



こんなに、胸が締め付けられるなんて知らなかった。

こんなに恋が苦しいものだなんて知らなかったよ……



それからは、もう先輩を見るのがつらくて
私は外の掃除に向かった。

今まで先輩がいるときは絶対やらなかったくせにね。


「今日は忙しそうだから帰るね。
バイト、頑張ってね」

「……はい」

「それと、ごちそうさま」

「…はい」


もう、先輩を見るのがつらくて

どうしたらいいのかわからなくて

避けるしか、私にはできなかったんだ……



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