塩対応彼氏の恋愛事情。


「俺、いつまでも怖がってる。…好きな人がいなくなるのを。」


そしてまた抱きしめる力が強くなる。

それは何かに怯えているように、手も震えていて。



「…莉茉がよければ聞いてくれる?」

「うん。聞くよ」


向き合わなきゃいけない。

彼の本音、過去のことに。







「もう7年前になる───。」















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