恋愛中毒
雨
「雨」
彼女は新しいバックパックの中に財布とタオルハンカチや部屋の鍵を入れたり出したりしながらどのポケットに何を入れるかニコニコしながら悩んでいた。
僕はさっきまで土砂降りだった空が晴れて青く広がる景色の中の白い光を部屋の窓から眺めてみた。
逆光の白い光の中の彼女は時々僕に話しかけ何が楽しいのか「うん」とか「あぁ」とか返事を返すだけの僕にコロコロと笑って見せている。
その彼女の声は僕には涼しげで初夏の匂いがする太陽の暑さを柔らかくしてくれた。
「雨、止んだね。さっきまであのピンクの傘買おうか悩んでたけどもう欲しくなくなったなぁ」
独り言のようにつぶやくと彼女は新しいバックパックの中に全て荷物ををまとめ終わったのか立ち上がると部屋の窓から外を見た。
「いや、多分明日からも雨だから」
僕がそう言うと彼女はニッコリ笑って何故か
【ありがとう】
と言って部屋の窓を開けた。
雨の匂いと草と土の香りが開けた窓から部屋に流れ込んで来て僕の鼻を突いた。
彼女は新しいバックパックの中に財布とタオルハンカチや部屋の鍵を入れたり出したりしながらどのポケットに何を入れるかニコニコしながら悩んでいた。
僕はさっきまで土砂降りだった空が晴れて青く広がる景色の中の白い光を部屋の窓から眺めてみた。
逆光の白い光の中の彼女は時々僕に話しかけ何が楽しいのか「うん」とか「あぁ」とか返事を返すだけの僕にコロコロと笑って見せている。
その彼女の声は僕には涼しげで初夏の匂いがする太陽の暑さを柔らかくしてくれた。
「雨、止んだね。さっきまであのピンクの傘買おうか悩んでたけどもう欲しくなくなったなぁ」
独り言のようにつぶやくと彼女は新しいバックパックの中に全て荷物ををまとめ終わったのか立ち上がると部屋の窓から外を見た。
「いや、多分明日からも雨だから」
僕がそう言うと彼女はニッコリ笑って何故か
【ありがとう】
と言って部屋の窓を開けた。
雨の匂いと草と土の香りが開けた窓から部屋に流れ込んで来て僕の鼻を突いた。


