君の隣で

どれくらいたったんだろう。


あたしは喉が渇いて目がさめた。


おでこにはタオル。



あ…、陸人は…?



ベットサイドのテーブルに、ペットボトルの水と薬。


メモ書きで、

《起きたら薬飲めよ!
あと台所にお粥あるから食えよ。俺の自信作だからな!!

なんかあったら電話して》



お粥!?

自信作って…陸人が作ったの??



張りきってる陸人が浮かんで、笑顔になる。




陸人手作りのお粥は、自信作って言うだけあって、美味しかった。



窓の外を見ると、陸人の部屋に明かりがついてる事に、また安心して。


それから薬を飲んで、眠りについた。




すごく幸せな気持ちで。







< 25 / 55 >

この作品をシェア

pagetop