記憶を失っても。【完】

桜「…っ…」

涙が溢れ出てくる

桜「うぅ……

死にたくないよぉ……

陽翔と…ずっと…一緒にいたいよぉ…」

残り時間がわずかだって分かってる。

泣きながらも、海辺から少し離れる所にある

崖に向って歩き始めた。


………


桜「ついた…。」

まだ涙は止まらない。

桜「うぅ…ひっく……」

力なく地べたに座る


桜「…ふぅ…うぅ…」

泣いたまま死ぬのは嫌だ…。
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