大嫌いなアイツ〜幼馴染は今日も私を〜
アイツと私
アイツと私


私、水野 清華(ミズノ サヤカ)は、この世で誰にも負けないであろう大嫌いな人が1人だけ存在する。


「零(レイ)くん。やっぱくんかっこいいよねぇ」


教室の真ん中で女の子といる零を遠目から惚れ惚れとした顔で見つめる私の親友。

有浜 瑞樹(アリハマ ミズキ)は今日も頬杖をついて私にそんなことを言ってくる。


私がアイツを嫌いなことを知ってて1日1回は言ってくるんだから、これはある種のイジメと言っていいと思う。

アイツが、かっこいい……?


そちらの方に目をやると何故か一瞬目が合って、そうかと思うとまた女の子とイチャイチャ。


椅子に座って膝の上に乗せてみたり頭を撫でたり……彼女でもないくせに。

あぁムカつく︎。


世の中は絶対的に不公平。

アイツの顔がいいから、そういうことをしても気持ち悪がられず、許されてるんだと思うと、なおさら私の心は乱される。
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