Everlasting Love〜きみに捧げる永遠の愛の歌〜


「Dear Heaven」
 


 大きな木の陰に隠れた

 小さな子供が私に微笑みかける

 その真っ直ぐな瞳に懐かしさを覚えた

 何度も思い出す度に

 胸の奥がギュッと痛くなるけれど



 私の言葉はあまりにも

 拙過ぎるから上手く伝わらなくて

 いつだってほら君の事困らせてしまっていたね

 それでも何度も何度も

 君は声をちゃんと聞こうとしてくれた



 世界の闇だとか人間の本性だとか

 その全てを見てきたわけじゃないけど



 私は苦しかったんだ苦しかったんだ

 誰か私を見つけてここから連れ出して

 叫んでいたんだ叫んでいたんだ ねえ

 君もこの手をいつか離してしまうんでしょって




 眩しい朝日はどうしても

 好きにはなれなくてカーテン開けられなかった

 大丈夫って、君のその一言で眠れたの

 そうやって何度も何度も

 君の声にずっと光を探していた



 世界の果てがもし目の前にあったとして

 それでも君は微笑み続けるんだろう



 私は死にたかったんだ死にたかったんだ

 なんて言ったら皆またそれかって 違うの

 生きたかったんだ生きたかったんだ ねえ

 君が見抜いて連れ出してくれたんだよ ah




 こんな歌を歌っている

 手遅れなんてないよね

 願っているんだ 私 

 期待してるんだ 今は


 
 ねえ、聴こえる?



 今日も泣いていたんだ泣いていたんだ

 君を想って記憶を辿っては またほら

 笑っているんだ笑っているんだ ねえ

 君はいつもと変わらない笑顔のまんま
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