Everlasting Love〜きみに捧げる永遠の愛の歌〜

『待てって!なんでちゃんと話そうとしてくれないんだよ。なんで、ちゃんと目を見てくれないんだよ。こんな一方的に言われて納得なんかできるわけないだろ?なあ、かほ、俺たちの仲だろ?ちゃんと話そう。な?』

『やめてよ!』

 そう言い、腕を払いのける。

『そうちゃんなんか大嫌い!!』

 涙で霞んで前が見えなかった。

 横断歩道に飛び出る。信号が赤に変わっていたのにも気付かずに。

『かほ!!!』

 大好きなそうちゃんの私を呼ぶ声はクラクションによりかき消される。

 一瞬、ほんの一瞬。そうちゃんのぬくもりを背中に感じた。そして私は、そのぬくもりによって突き飛ばされた。

 背後から聞こえる大きく鈍い衝突音。

 大きな悲鳴は聞こえるのに、一向に聞こえないそうちゃんの声。

 私の、幸せは、こうして幕を閉じた。


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