恋の涙、愛の傷
言われるがままにカナは高科の後ろをついていった。

高科の車が止めてある立体駐車場に向かうと、彼の車は以外にもスポーツカーだった。

「意外・・・ですね」
「そう?乗って」

よく見ると、今日の高科は、いつものスーツと違って、ラフな格好だった。

・・・私服も素敵

見とれながら、助手席に乗り込んだ。

「どこに行くんですか?」
シートベルトを締めながら、たずねる。
「俺のとっておきの夜景ポイント」
そう言って、高科はエンジンをかけ、車を出した。





< 27 / 86 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop