この恋シークレット   ~アイドルと運命の出逢いをしました~
『結城様
当日、コンサートが終わりましたら、そのままお席でお待ち下さい。  原田』

「原田って、マネージャーさんだったよね?」

「うん。この前連絡もらって、チケットの送り先の住所聞かれたの」

「葵良かったね。うんとオシャレして行かなきゃね」

「それを真子に相談したかったの。何を着て行ったらいいかな?」

「任せなさい!今からショッピングよ!」

「エッ?今から」

「そう。善は急げよ!今日決まらなくても、何度でも付き合うわよ」

「真子~」

「サッサと行くわよ」

思い立ったら行動の早い真子。親友の葵をずっと見ている真子は自分の事の様に喜び服を選ぶのだった。

テンションの高い真子にあれこれと試着させられ、服が決まる頃にはグッタリの葵。けれど、自分の事の様に喜び親身になってくれる親友には感謝しかない。











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