お前は俺のものだ〜俺様御曹司の強引な熱情
確かにイケメン、背が高く、スタイル抜群、でも私には関係ないと俯いていた。
とその時社長はじっと私を見つめていた。

私は社長の視線に気づき顔を上げた。
すると社長は私の方に歩き出した。
そして、私の前に止まった。

「名前教えてくれ」

「はい? 私ですか」

「そう」

私は固まった、なんで名前聞かれるの?とりあえず名前を答えた。

「た、立花つばさです」

「後で社長室へ来るように」

えっ? 何? 私なんかした?

私は社長室へ向かった。

「失礼します、総務部の立花です」

「急に呼び出して悪いな、今日ディナー付き合ってくれ」

「えっ?あのう、どなたかいらっしゃるんですか?」

「いや、俺とつばさと二人だけど・・・」

二人?いやいや驚くのはそこだけじゃ無いでしょ、なんで名前呼び捨て?

「あのう、彼女さんといらっしゃればよろしいんじゃないですか」

すると社長は書類を整理していた手を止めて「彼女いないんだ」と私を見つめた。
私は見つめられて、固まった。

「つばさ、可愛いな」

次の瞬間、社長は私に近づいてきた、そして顎をクイっと上げると瞬く間にキスをされた。
何が起きているのか理解出来ず、社長のキスを受け入れてしまった。

唇が離れると、ギュッと抱きしめられて「ディナー予約しておく、仕事終わったら裏口で待ってるから」そう言っておでこにキスをされた。
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