笑顔のキミを

俺の存在





あれから月日がたち、6月になった。

梅雨にはいったせいで屋上に行くこともできない。

夕日だって月だってみえないし、人を撮ることができない俺にとってこの季節は嫌い。



「ナナさん、今日もこないですね」

あの日からナナは顔をみせなくなった。

いたのはたったの2日間。


千夏ちゃんは結局あの日しかナナに会うことができなかった。


「忙しいのかな、仕事」

「そうかもね」

こなくなったのは俺のせいだけど。


でも、実際ナナは高校生とはいえ、モデル。

仕事をしていてお金だってもらえる。

所詮俺みたいな普通の高校生とは違うんだ。

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