記憶の中の彼女
「そっか

ねぇ、もし私が別れよって言ったら?」

頭が真っ白になる

「真那は俺と別れたいの?」

「そう言う事じゃなくて

ただなんて言うのかなと思って」

いやに決まってる

けど、真那が別れたいなら

「べつに、別れてもいいけど

でも‥」

俺は別れたくない

そう言う前に真那に遮られる

「蓮、お風呂沸いてるから早く

入ってきなよ」

「え?」

「今日は疲れてるからもう寝るね」

「真那?」

そう言って真那は寝室に駆け込む
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