片想い歴、10年。
俺は、思いっきりメシを吹き出しそうになる。
なんとか飲み込んで西荻の方を見ると、林檎のように赤くなった顔と、真剣な目が見える。
俺は、ゴクリと唾を飲み込む。
これは、チャンスかもしれない。
「西荻?」
「・・・な、なんですか?」
俺は何も言わずに、西荻を抱きしめた。
腕の中で、西荻がパニックになっているのがわかる。
「俺も。西荻のこと、好きだ。」
細い体に回した腕に力を入れると、西荻がゆっくりと顔をあげる。
「・・・本当、ですか。」
上目遣いで、しかも真っ赤になって言われると、俺もちょっとヤバい。
かわいすぎるんだよ。西荻は、いちいち。
「俺が嘘でこんなこと言うわけないだろ?」
そんなに器用な奴じゃないって。俺は。
と、西荻のクリクリとした目から、ポロリと涙が零れ落ちた。
待って、待って。泣かれたら困るって!
「お、おい!何か痛かったか?力が強かった?」
「へへっ・・・違いますよ。・・・嬉しくて、泣いちゃっただけです!」
そう言って、泣き笑いの顔を見せてくる西荻。
・・・何でそんなにかわいいワケ?
泣いた理由が『嬉しくて』って・・・。
俺を更に惚れさせて、どうしてくれんの?
「西荻・・・俺の、彼女になってくれますか?・・・結婚を、前提に。」
「はいっ!もちろんです!」
そう言って、満面の笑みを浮かべる西荻に、そっと口付けを落とした。
絶対・・・この手は離さない。
なんとか飲み込んで西荻の方を見ると、林檎のように赤くなった顔と、真剣な目が見える。
俺は、ゴクリと唾を飲み込む。
これは、チャンスかもしれない。
「西荻?」
「・・・な、なんですか?」
俺は何も言わずに、西荻を抱きしめた。
腕の中で、西荻がパニックになっているのがわかる。
「俺も。西荻のこと、好きだ。」
細い体に回した腕に力を入れると、西荻がゆっくりと顔をあげる。
「・・・本当、ですか。」
上目遣いで、しかも真っ赤になって言われると、俺もちょっとヤバい。
かわいすぎるんだよ。西荻は、いちいち。
「俺が嘘でこんなこと言うわけないだろ?」
そんなに器用な奴じゃないって。俺は。
と、西荻のクリクリとした目から、ポロリと涙が零れ落ちた。
待って、待って。泣かれたら困るって!
「お、おい!何か痛かったか?力が強かった?」
「へへっ・・・違いますよ。・・・嬉しくて、泣いちゃっただけです!」
そう言って、泣き笑いの顔を見せてくる西荻。
・・・何でそんなにかわいいワケ?
泣いた理由が『嬉しくて』って・・・。
俺を更に惚れさせて、どうしてくれんの?
「西荻・・・俺の、彼女になってくれますか?・・・結婚を、前提に。」
「はいっ!もちろんです!」
そう言って、満面の笑みを浮かべる西荻に、そっと口付けを落とした。
絶対・・・この手は離さない。